打撲の症状から怪我を判断

打撲(打ち身ともいいます)とは、転倒したり、身体を固い物へぶつけたり、スポーツなどで他人と接触したり、交通事故などの際に人体の一部分を激しく強打などした際に発症する怪我です。
打撲により、皮膚や皮下の軟部結合組織にダメージを負い、皮膚そのものに傷がなくても血管が切れて、皮膚下の組織内に出血が起こり、皮膚が変色します。
打撲は基本的には自然治癒力によって回復が可能な怪我ですが、他の障害を併発する事も多いので、症状の度合いによって、病院で診察を受けることも重要です。
症状としては、最初は内出血により、青紫色になりますが、その血液が皮膚表面に表れてくるにつれ、茶色や黄色、緑色などに変色していきます。そして、その部分が腫れて痛みを伴います。腫れがひどく、痛みが強い場合は骨折の疑いもありますので、病院でレントゲンなどで診てもらいましょう。
受傷後数日の初期の治療の基本はアイシング療法となります。内出血が発生している初期の段階で誤って患部を暖めてしまうと、血液の循環が促進され内出血の進行を加速させる結果となります。
適切に処置をすれば、たいていの打撲は基本的に1~2週間程度で完治すると考えられています。交通事故等の重度の打撲の場合でも最長でも2~3ヶ月程度で完治します。
逆に、この期間以上、長期的に痛みを発症する場合は、なんらかの別の症状を併発している事が考えられます。
打撲と併発している可能性をもつ疾患としては骨折の可能性が挙げられます。受傷時に病院でレントゲン撮影などを行った場合でも、軽微な骨折の場合はレントゲンで確認できないケースもある為、痛みが続く場合はもう一度病院で症状を確認したほうがいいかもしれません。
また痛みが長期的に続くケースでは骨折以外には、内臓などの臓器のダメージや細胞の壊死も考えられます。あるいは全く別の病気の可能性(皮下細胞組織の損傷による細菌感染や外傷性骨化性筋炎など)も検討する必要があるため、病院で状況の報告を行い指示を受けることが重要です。

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