症状から怪我を判断する

日常生活の中で思わぬ怪我をすることがあります。思いがけず追突事故に遭って首が痛いとか、階段を踏みはずして転倒して膝を強打するとか、中途半端な姿勢で重いものを持ち上げようとして腰に激痛が走るなど、怪我は突然やってきます。その怪我が、むち打ちとか、打撲とか、ぎっくり腰とか、なんとなく予想はつけてみるものの、実際は明確にわかるものでもありません。正しい診断を受けずに放置しておくと取り返しのつかないことになるかもしれません。その怪我の症状をしっかり認知したうえで、病院や整骨院で診察を受けましょう。

むち打ち、頸椎捻挫の症状から怪我を判断

交通事故に遭ったときになりやすい怪我といえば、一番にあげられるのがむち打ちでしょう。
むち打ちは、頚椎捻挫とも呼ばれ、事故に遭ったその日には症状が出なくて、翌日以降に症状が表れることが多いようです。その症状は、首筋、背中、肩のこりや痛み、耳鳴り・頭痛・めまい・吐き気・食欲不振などで、患部を目視できる種類のものではないうえに、レントゲンやMRIでも確認できないものが大半です。特に自律神経系に症状が出た場合や首筋や背中の不快感・違和感は、その後周期的に現れ、最悪のケースでは長年に渡りその症状に悩まされることもあるようです。

腰椎捻挫の症状から怪我を判断

中腰などの不自然な姿勢で重いものを持ち上げたり、ゴルフや野球などのスポーツで腰をひねった瞬間に、腰に激痛が走ることがあります。
激しい腰痛の症状が出たとき、すぐに原因を明確にできないため通称「ぎっくり腰」と呼んでいますが、腰椎捻挫の場合が多いようです。
腰椎捻挫とは、背骨の一部である腰椎に無理な力がかかって、腰椎の関節包や椎間板、靭帯や筋肉などの一部が引き延ばされたり、断裂したりして起こります。腰椎捻挫になると、激しい痛みを伴うため、背筋が緊張して腰を伸ばせなくなります。

挫傷の症状から怪我を判断

筋挫傷はサッカーやラグビーなどの競技中に相手プレーヤーとの接触の衝撃などにより筋肉を損傷してしまうする怪我です。
一般に「肉離れ」と言われることもありますが、厳密には筋挫傷と肉離れには違いがあります。肉離れは、全速力で走ったり、ジャンプをしたときに強く収縮した筋肉や腱を無理に伸ばした瞬間に筋繊維の一部に損傷が発生する怪我です。
捻挫と混同されやすいですが、捻挫が靭帯の損傷であるのに対し、筋挫傷や肉離れは筋肉そのものが損傷する怪我です。発生部位にも違いがあります。捻挫の場合は関節付近が多く、筋挫傷は筋肉そのものです。

打撲の症状から怪我を判断

打撲(打ち身ともいいます)とは、転倒したり、身体を固い物へぶつけたり、スポーツなどで他人と接触したり、交通事故などの際に人体の一部分を激しく強打などした際に発症する怪我です。
打撲により、皮膚や皮下の軟部結合組織にダメージを負い、皮膚そのものに傷がなくても血管が切れて、皮膚下の組織内に出血が起こり、皮膚が変色します。
打撲は基本的には自然治癒力によって回復が可能な怪我ですが、他の障害を併発する事も多いので、症状の度合いによって、病院で診察を受けることも重要です。

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